【KEMPER】3つのモード
備忘録を兼ねてまとめていくー!
1.3つのモード
KEMPERには3つのモードがあります。
- ブラウザモード:リグプールの閲覧モード
- パフォーマンスモード:ライブ用モード
- プロファイルモード:アンプ取込モード
2.ブラウザモード
リグを閲覧/編集するモード。
リグのアーカイブみたいな感じ。
リグ名やアンプやエフェクターの設定をして保存しておくことができる。
リグプール:ケンパーに保存したRIGのライブラリのこと。
3.パフォーマンスモード
ライブ用のモード。
⑴1パフォーマンス:5リグ
1つのパフォーマンスにつき、5つのRIGを設定して切り替えられる。
- クリーン(Fender)
- オーバードライブ(Marshall)
- ハイゲイン(Mesa Boogie)
- ソロ(Bogner)
- ワウ
みたいなイメージ。
パフォーマンスは125個作れるので、KEMPER内に125曲分保存できるってことでオケ。
⑵パフォーマンスの作成
RIGはブラウザモードのリグプールから読み込む。
読み込んだリグを変更して保存すると、パフォーマンスモード内のリグ設定として保存され、ブラウザモードの元RIGには影響がない(変更を元RIGに反映することもできる)。
4.プロファイルモード
アンプから音を取り込むモード。
ギターアンプ適当解説④【Mesa Boogie/メサブギー】
Axe-fxやKEMPERなどを使うとき、アンプの知識があると音作りがはかどります。
てことで、今回は、フェンダー、マーシャルと並んでアンプ界を代表するメーカーであり、ハイゲインアンプのパイオニア 「Mesa Boogie」を適当にまとめます!
※実機を弾いたことがあるのはトライアクシスとデュアルレクチだけやけど・・・(´ཀ` )
1.とりあえずポイント
- フェンダーアンプがベース
- アンプは①マーク系、②レクチ系、③その他、がある。(個人的な分け方だけど)
- マーク系は標準的なドライブサウンド、レクチ系は低音とプレゼンスが強いドンシャリサウンド。
- マーク系は、サンタナ、メタリカ、ドリームシアターの使用が有名。
- レクチは90年代に大人気となり、メタル、ポストグランジのバンドが特に使用。
2.Mesa Boogie
MESA(Mesa Boogie)は、1971年にRandall Smithによってカリフォルニアで設立された、最も有名なアンプメーカーの1つ。
当初は、フェンダーアンプの改造をしていたが、それに人気が出て、ゲインとサスティーンを向上させたFender Princetonの改造モデル「snakeskin」がサンタナの目に留まったこともあって人気になり、オリジナルアンプメサブギーがスタートした。
アンプの中にはMESAの名前を冠したもの(Rectifiers、Lone Star)もあれば、MESA/Boogieのブランドを冠したもの(Bass 400+、Markシリーズ、TriAxis)もある。
3.マークシリーズ
メサブギーの最初のギターアンプとなったのがMarkⅠで、マークシリーズは、レクチファイアーと並びメサブギーの代表的なシリーズ。
ボリュームでゲイン、マスターボリュームで音量を調整するというデザインや、複数チャンネル、FXループ、などを発案し、現代のハイゲインアンプの基礎となった。
プルスイッチやトグルスイッチで、多くのボイシングオプションがあることや、5バンドのGEQが搭載されているのが特徴的で、GEQはV字にするのが定番となっている。
ドリームシアターのジョンペトルーシーが各シリーズを使用していることで有名で、サンタナ、メタリカ、ラムオブゴッドなどの使用も有名。
ラインナップはコンボが中心。
⑴ MK-Ⅰ(72〜)
メサブギーの最初のギターアンプ。
フェンダープリンストンをよりハイゲインに改造したアンプが、サンタナの目に留まったこともあって人気になり、オリジナルアンプの誕生に繋がった。
歪みを得るためにはボリュームを上げるしかなかった時代に、ボリュームでゲイン、マスターボリュームで音量を調整するというデザインを生み出し、現代のハイゲインアンプの礎となった機種。
当初は、「Snakeskin」と呼ばれていたが、MK-Ⅱの登場によりMK-Ⅰと呼称されるようになる。「Snakeskin」は最近リイシューされた。
サンタナ、ラリーカールトンの使用で有名。
⑵ MK-Ⅱ(79〜)
世界初の2CHやFXループ搭載など、先進的なデザインだった。
中でも、Mark ⅡC+は、マークシリーズ史上最高傑作とされ、2016年には、これをベースに開発されたジョンペトルーシーのシグネイチャアンプ「JP2C」がリリースされている。
- MK-ⅡA(79〜):リードChが追加され世界初の2CHアンプ。Vol×2、マスターVol×1でゲインを調節。リズム/リードをスイッチ切替できる、世界初のスイッチャブルアンプ。
- MK-ⅡB (80〜):世界初のFxループ、サイマルクラス搭載。
- MK-Ⅱ (83〜):Bass Shift機能が追加され、FXループがスイッチ切替できるようになった。
- MKⅡC+ (84〜):Mark IIシリーズの最後のモデル。ゲインを上げてボイシングを明るくするため、リード回路にゲインステージを追加したデュアルカスケード回路を搭載。より繊細なリード・チャンネルが特徴。メタリカ、ジョンペトルーシらが使用。
⑶ MK-Ⅲ(85〜)
リズムCHとリードCHの間に「クランチ」リズム・サウンドを追加し、3チャンネル仕様(Rythm1、Rythm2、Lead)になる。
CH1,2は全てのコントロールを共有していて、リードCHはリズムCHとトーン・スタックのみを共有し、独立したゲインとMVがある。
Mark IIIは、Mark IIと同様に複数のリビジョンを経ていて、ボイシングが少しずつ異なるが機能は同じ。
電源コードの入口にある印で次のように区別される。
- Black Stripe (85)
- Purple Stripe(86)
- Red Stripe(87)
- Blue Stripe(88)
- Green Stripe(89)
⑷ MK-Ⅳ(90〜08)
1990年から18年間発売され、歴代マークの中で最も長く製造された。
3CH(クリーン、クランチ、リード)仕様で、各CHは、ベースとミドルを除いて独立していて、フットスイッチで切替できる。
2つのバージョンがあるがボイシングの変更は少しで、どちらも高く評価されている。
- バージョンA:生産開始から1993年9月頃までに製造。ステレオFXループやリバーブ用フットスイッチがなく、リード・チャンネルはMark IIC+とよく似ている。
- バージョンB:1993年後半から2008年の生産終了までに製造。切り替え可能なリバーブ、切り替え可能なステレオFXループ、他のパワーアンプを駆動するための出力を備えている。
⑸ MK-Ⅴ(2009〜)
マークシリーズの集大成的アンプ。
3CH×3モードで9種類のサウンドがある上に、色々なスイッチやグライコがあり、クリーン、クランチ、ハイゲインと広い範囲をカバーする。
- CH:3(①Clean/Fat/Tweed、②Edge/Crunch/MK1、③ⅡC+/Ⅳ/Extream)
- CTRL:(各CH)Gain, Bass, Mid, Treble, Presence, Master
- スイッチ:(CH1)NORMAL/BOLD、(CH2)GEQ, (CH2-MKⅠ)NORMAL/THICK、(CH3)GEQ, BRIGHT/NORMAL
- パワー管:TRIODE/PENTODE
- 電源:Full/Variac
- TIPS:(CH1)FATは低音+、TWEEDは中低音ゲイン増、BOLDは中〜高音域にパンチ、(CH2)Edge→Crunch→MK1でゲインと太さアップ、THICKは太く単音ソロ向き、(CH3)ⅡC+明るい/Ⅳ暖かい/XTM攻撃的、BRIGHTリズム向き。(パワー管)TRIODEヴィンテージ/PENTODEモダン
⑹JP-2C
ドリームシアターのジョンペトルーシのシグネイチャモデルで、ペトが愛用していたマークⅡCがベースになっている。
マークⅤのようにチャンネル内のモード切替はない。
①チャンネル
- CH1:クリーンに特化したサウンド。
- CH2:ハイゲインでリズム用を想定されている。
- CH3:ハイゲインでリード用を想定されていてる。
※CH2とCH3の違い
2つともハイゲイン用でサウンドはほぼ同じ。
唯一の小さな違いは、CH3の方が少しゲインが多く太くまろやか。
※プル/プッシュゲイン
ゲインをプルにすると少量ゲインアップ。
CH2だと、6.0(1時)→7.25(2時15分)
CH3だと、7.5(2時半)→9(4時)
※プル/プッシュプレゼンス
プル:通常のレンジ。倍音成分が多い。
プッシュ:暗めのトーン。標準的な(プル時の)プレゼンスより低い帯域で、トレブルの上の帯域。
※グライコ
2つあり、Ch2とCh3に割り振れる。
V字にするのがクラシックな設定
※Shred
高次倍音と広範囲のトップエンドが増える。
アグレッシブサウンド。
割当はCh2かCh2+Ch3。Dドロップ、7弦ギターなどに向いてるらしい。
4.レクチシリーズ
↑デュアルレクチファイア
重低音が特徴のモダンハイゲインサウンド。
90sに大流行し、当時のポストグランジのバンドがこぞって使用していた。
音の特徴は、強力な低音、塊のような音圧。
⑴チャンネル、モード(デュアル/トリプルレクチ)
↑セッティング例
①概要
- CH1:Clean/Pushed →クリーン/クランチ
- CH2:Raw/Vintage/Modern →OD~DS
- CH3:Raw/Vintage/Modern →OD~DS
②CH1
- Clean:クリーン。
- Pushed:ローゲインなドライブサウンド。
※CH内でモードによるゲイン差が最もある。
③CH2〜3
※RAW→MODERNの順に、超高域・倍音・ゲインが増していく
※Raw≒Vintage。Rawの中〜高ゲイン=Vitageの低ゲイン
⑵ 初期デュアルレクチとの対応関係
※CH2のヴィンテージがオリジナルのヴィンテージを再現。
※CH3のモダンがオリジナルのモダンを再現。
⑶ 整流管、電源
①整流管
チャンネルごとに整流管の切替ができる。
②電流電圧
- BOLD:最大パワー、クリーンのヘッドルーム。
- SPONGY:ビンテージ感。
※組み合わせ例
- モダンハイゲイン系→DIODE・BOLD
- ヴィンテージ系→TUBE・SPONGY
⑷ 機種
↑ロードキング
- デュアルレクチファイア(1992〜2000):2CH仕様で、A〜Gまでのバージョンがあり、ブライトやダークなものがある。
- デュアルレクチファイア(2000〜):3CH /8モード。2CH仕様のものとはプレゼンスが異なり、ブライトでタイトらしい。
- トリプルレクチファイア:3ch/8モード。デュアルが100Wで、トリプルは150W。
- ロードスター:4ch/12モード(CH1=Clean/Fat/Tweed、CH2=Clean/Fat/Brit、CH3・ CH4=Raw/Vintage/Modern)。キングの下位ver
- ロードキング:4ch/12モード。レクチの最高級仕様
5.その他
(1)Triaxis
ラック型のプリアンプ。
マークⅠ〜Ⅳとレクチモードがあり、集大成的モデル
ダイナミックボイスという値がグライコ代わりになる。
①Ch1:Rythm(緑/橙)
緑はファット、ブラックフェイス回路
橙はブライト、パーカシッブ
②Ch2:LD1(緑/橙/赤=MK-Ⅰ/MK-Ⅰ/レクチ橙Vintg)
緑はサンタナトーン、橙は緑+暖かさ暗さ
赤はCH2〜3のうち最も攻撃的
③Ch3:LD2(緑/橙/赤=MK-Ⅳ/MK-ⅡC/MKⅢ)
緑は中域ゲイン、ソロ向き
赤はシュレッド、ザクザク。
⑵Lone Star
2チャンネル。
ブラックフェイス風のサウンドで、クリーンサウンドが高く評価されている。
アンディティモンズが長年使用している。
⑶Triple Crown
3チャンネル仕様。
TC-100、TC-50
⑷Trans Atlantic
2チャンネル仕様。
- Royal Atlantic (RA-100)
- Trans Atrantic (TA-15、TA-30)
⑸Stiletto
パワー管はEL84を搭載(他のメサアンプは6L6)
2チャンネル仕様。
ギターアンプ適当解説③【Marshall/マーシャル】
Axe-fxやKEMPERのアンプ選びのためにギターアンプを適当にまとめていく!
今回は、ギターアンプで代表Marshall!
とりあえずポイント
1.JTM45 (1962〜)
マーシャル最初のアンプで、60年代初頭に発表会された。
フェンダーのベースマン(5F6-A)の回路を忠実に再現して作られたが、英国製の部品を使って独自のトーンを実現している。
フェンダーとの差別化でスタックアンプとなり、ヘッドアンプに4×12キャビネットの組み合わせは、今でも定番となっている。
サウンドは、ツイードフェンダーと評されることもあり,後のプレキシと違いSagが多くクランチが弱いため,HR/HMよりブルースやロック向きのトーン。
The Whoのピートタウンゼンドの使用が有名で、ゲイリー・ムーアの『Still Got The Blues』はJTM45で録音されたり、エリック・クラプトンが有名な66年のBeanoアルバムで、ブルースブレイカー(JTM45コンボ版的モデル)を演奏したりしている。
2つのチャンネル
- Normal:暗いトーン
- High Treble:非常にブライト+低音強い
があり、それぞれに2つの入力があります。
※High Trebleチャンネルは、フラビーでファジーになるのを防ぐためにBassを0にするのも珍しくない。
2.1962(Blues Breaker) (1966〜)
1966年発表のMarshall初のコンボアンプで、クラプトンの要望で運搬しやすいように作られたもので、JTMのコンボ版。
クラプトンが「ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ」で使用し、「Bluesbreaker」の愛称になる。
クリーミー、ブルース向きサウンドで、JTM45と同様に2つのチャンネルがある。
- Normal:ダークなトーン
- High Treble:明るいトーン
3.1959/1987(1965〜)
Marshallだけでなくロックアンプを代表する名機。
マーシャルとフェンダーが大音量のアンプを作り始めた1965年頃に登場して、JCM800に置き換わるまで約20年間製造され、4x12キャビネットとセットで「マーシャルスタック」を生み出した。
マスターVoがないため歪ませるためにはボリュームを上げる必要があり、よくフルテン設定がされる。
(1)1959 (Super Lead 100)
ヴィンテージマーシャルの代表モデル。
1959という名称はモデル名で、リリース年のことではない。
1970はそれ以前よりダークでスムース。
(2)1987
50W。1959の弟的モデル。
容量が小さい分、1959より歪みやすい。
イングヴェイが使用。
※プレキシ
65〜69年頃のマーシャルは、コントロール部がプレキシグラス(アクリル板)のため「プレキシ」と呼ばれ人気が高い。パネルは後にアルミに変わったが、73年頃まではハンドワイヤリングで人気が高く、その後はプリント基盤になった。
ジミヘン、AC/DC、ヴァンヘイレンなどが使用。
※ブラウンサウンド
ヴァンヘイレンのサウンドの愛称。
ヴァンヘイレンは、68年製プレキシをVARIAC(電圧スライダー)を使って電圧を下げてゲインを増やした。
※たすき掛け、ジャンパー接続、チャンネルリンク
2つのインプットをシールドで繋いで2つのチャンネルをミックスし、片方のチャンネルのボリュームをマスターボリューム的に使用する接続方法。
※他モデル
1992 Super Bass 100(ベース用)、Super P.A(PA用)もあるよ。
4.Major(又は200)
200Wの超大音量仕様。
リッチーブラックモアがたすき掛けをして使用したことで有名。
5.JMP 2203 / MV(1975〜)
たすき掛け解消のためマスタボリューム搭載。
マスターVo搭載モデルのことで、これ以前のものをNon-Masterと総称されたりする。
ジェフベック、ランディローズ、ザックワイルド、アンディサマーズなど使用
6.JCM800 (1981〜)
⑴概要
最も売れたマーシャルアンプで、80年代のHR/HMサウンドを作った。
ハイゲインではないので、ゲインアップ改造やペダルブースター使用で、ゲインが補われることが多かった。
マイケルシェンカー、ザックワイルド、スラッシュ、フルシアンテなどが使用
⑵機種
- 1959、1987(マスターVolなし/100W、50W)
- 2203、2204(マスターVolあり/100W、50W)
- 2210、2205(MVolあり、2CH仕様/100W、50W)←流通少ない
100Wは、切れ味鋭くクリア。
50Wは、ミドルに太い粘りあり、MV上げると太く、下げると細いサウンド。
7.2555/Silver Jubilee (1987〜)
マーシャル25/50周年モデル
JCM800(2203/2204)がベースだが、よりゲインが高くやや暗くスムースなサウンド。
リズム/リードの2ch切り替え機能や100/50W切り替え機能などを搭載。
スラッシュ、アレックスライフソン、フルシアンテが愛用。
8.JCM900
⑴概要
90年代のハイゲインマーシャル。
JCM800にハイゲイン回路を足したモデル。
レクチや5150等のハイゲインアンプに対抗しようとし、パワー管に5881、歪み回路にダイオードクリップを入れ、乾いたアメリカンなハイゲインサウンドになった。
2チャンネル機種でもEQは共通。
⑵機種
- 4100:2ch100W JCM900の代表
- 4500:2ch50W
- 2100:1ch100W
- 2500:1ch50W
9.JCM2000
↑DSL100
⑴概要
1999年からフラッグシップモデルとして登場。
歪み回路にはダイオードからICチップに変更したクリップ回路で歪みを制御。ICではなく真空管を増設してハイゲインを作るモデルもある。
歪みChは、Classic(1959系)とUltra(JCM系)がある。
⑵機種
10.JVM
↑JVM 410H
(1)概要
2010年からフラッグシップとして登場。
歴代マーシャルの集大成的な内容。
4CH(Clean/Crunch/OD1/OD2)× 3モード(Green/Orange/Red)
OD1〜2チャンネルはかなり歪むよ。
⑵チャンネル、モード
①Ch1:Clean
②Ch2:Crunch
- Gre:JTM45、1959Plexiと同じプリ回路(ゲイン×2+トーン)。オリジナルよりゲイン多い。
- Orn:JCM800/2203。ゲイン×3+トーン。
- Red:JCM800を極限まで歪ませたサウンド。
③Ch3:OD1
- Gre:JCM800を極限まで歪ませたサウンド(CrunchのRedと同じサウンドだけど、違う設定で使える狙い)
- Orn:Greよりゲインアップ。HR/HMに合う。
- Red:Ornより+ゲイン+ファット
④Ch4:OD2
CH3と比べて、ミドルの中心が650から500Hzに変更したチャンネルで、CH3よりアグレシッブなハイゲインサウンド。
※CH3はファットなのでリード、CH4はエッジが効いてるのでリズムに向いてると思うよ。
(3)機種
210H:2Chモデル
410H:4Chモデル
11.シグネイチャー
⑴YJM100
イングヴェイモデル。
1959がベース。
⑵JVM410HJS
サトリアーニモデル。
JVMがベース。
⑶AFD100
スラッシュモデル。
JCM800がベース。
12.リイシュー
復刻版モデルのラインナップ
人気・評価の高いモデルが分かるよー。
- 2245(JTM45)
- 1959SLP
- 1987X
- 1962
- JCM800 2203
- 2555X
- JCM900 4100
ギターアンプ適当解説②【Fender/フェンダー】
Axe-fx、KEMPER、Helixなどの登場で、色んなアンプサウンドを試せるようになりました!
色んなアンプがあるので、種類や特徴を知ってれば音作りがはかどります!
てことで、アンプ情報を適当にまとめていきます!
一発目は、ギターアンプのパイオニア、Fender(フェンダー)!!
とりあえずポイント
- コンボアンプがメイン。
- 発売時期によって、ツイード、ブラウンフェイス、ブラックフェイスなどの総称で区別される。
- クリーンならツインリバーブ(ブラックフェイス)
- ブルースならベースマン(ツイード)
- Vibro-Kingは、ツイードとブラックフェイスの良いとこどりで、歴代最高との評価。
- 【使用例】ツイードチャンプ:クラプトン(レイラで)、ツイードツイン:キースリチャーズ、クラプトン、ヴィブロバーブ:SRV、デラリバ:エリックジョンソン、ツインリバーブ:ジョージベンソン、スティーブハウ、エリックジョンソン、トムヨークなど。
1.ツイードアンプ(1947〜)
↑ツイードの代表Bassman
概要
フェンダー初期のアンプ。
ツイードが外装に使用されていて、ノブは上部にある。
ディストーションサウンドで、フェンダーアンプの特徴のクリーンさはない。
低出力の方が爆音にしなくても歪むので、小型モデルも好まれた。
R&R、ブルース、ロック向き。
時期により、初期:TVフロント、中期:ナローパネル、後期:フロントパネルと区別される。
ツイードアンプのラインナップ
- Champ :1x6V6、1×8
- Princeton : 1x6V6、1×8
- Harvard :2x6V6、1×10
- Vibrolux :2x6V6、1×10
- Deluxe :2x6V6、1×12
- Tremolux :2x6V6、1×12
- Super :2x6L6、2×10
- Pro :2x6L6、1×15
- Bandmaster:2x6L6、3×10
- Bassman :2x6L6、4×10
- Twin : 2x6L6 (4x6L6)、2×12
(1)Bassman(ベースマン)
中型。
元々プレシジョンベース用に作られたが、ギタリストに人気が出た。
ファットで枯れた歪み、ブルースに合う。
ツイード系で最大出力。
マーシャル等の多くのアンプのベースになった。
(2)Twin(ツイン)
↑ツイードツイン/ナローパネル
中型。80W。
57年製が高評価。
「ツイードツイン」と呼ばれる。
クラプトン、キースリチャーズ使用。
(3)Deluxe(デラックス)
小〜中型。2×12。
「ツイードデラックス」と呼ばれる。
U2のエッジが小さいステージで使用していたらしく、復刻モデルあり。
(4)Champ(チャンプ)
↑ナローパネル
小型。1×8、5W。
低出力の分歪ませやすい。
クラプトンがLaylaで使用。
2.過渡期(ブラウンフェイス、ホワイトフェイス)(1959〜1964)
概要
全てのアンプがブラックフェイスになるまで過渡期モデル。
ツイード期よりもクリーンで、ブラックフェイス期よりもウォームで歪む。
外見から2つに分かれる。
- ブラウンフェイス
- ホワイトフェイス(ブロンド)
モデルによって、ブラウンになったりホワイトになったり、過渡期経ずにブラックフェイスになったりと様々。
つまみが前面に配置され、外装がツイードから革張り(トーレックス)になる。
過渡期に誕生したモデル
- Concert (2x6L6、4×10)
- Vibroverb (2x6L6、2×10、後に1×15)
- Showman (4x6L6、Head)
(1)Vibroverb(63〜)
中型。40W。トレモロあり。
ブラウンフェイス期の新モデル。
回路が他の製品(Tremolux、Vibrolux)に似ており、差別化を図れず、すぐにリバーブを装備したブラックフェイス仕様に移行。
(2)Twin-Amp
Blonde仕様に刷新されたTwin。
VibrasonicとこのTwinをフラッグシップに位置付け。
パワー管6L6×4、12×2発、80~100Wの大出力。
⑶Vibrolux
マークノップラーがSultans of Swingの録音での使用やロリーギャラガーの使用で有名。
3.ブラックフェイス(黒パネ)(1963〜1967)
概要
過渡期を経て完成したモデル郡。ヴィンテージフェンダーの完成形。
スプリングリバーブが搭載され、名前が「モデル名+リバーブ」のものが多い。
そのため、ジャズやエレトリックピアノに好まれ、ブルースやロックギタリストは、低出力のスーパーリバーブやデラリバ、ツイード期のアンプを使用した。
ブラックフェイスのラインナップ
- Champ/Vibro Champ
- Princeton/Princeton Reverb
- Deluxe/Deluxe Reverb
- Super Reverb
- Pro Reverb
- Bandmaster
- Bassman
- Twin Reverb
- Concert
- Vibroverb
- Tremolux
- Vibrolux/Vibrolux Reverb
- Dual Showman
★設定:マジックシックス
第一期ブラックフェイス(60s中期)の音作りの方法。
Vol(ゲイン)6、トレブル6、ミドル3、ベース2、「6、6、3×2」、BriSwオン、リバーブ2
(1)Twin Reverb
大型。85W、12×2
Bassmanと共にフェンダーの代表的アンプ。
ツイード期のTwinがベースだけど、サウンドや回路は別物で、歪まさずにクリーンを大音量で出す狙いで作られている。
当時はジャズやカントリーに人気(ロック系は低出力のDeluxe Reverb、ツイードアンプを使用)
(2)Surper Reverb
中型。4×10、40W。
デラリバとツインの中間的アンプ。
明るい歪み、大出力や完全クリーンが不要なギタリスト向け。ブルースに人気。
レイヴォーン使用
⑶Vibroverb
中型。
最も人気のあるビンテージフェンダーアンプの1つ。
主な理由に、スティーヴィーレイヴォーンがプレイしていことがる。
⑷Delux Reverb
小〜中型。1×12、20W
ミドルノブなし、ブライトスイッチなし
エリックジョンソンが使用してるっぽい。
4.シルバーフェイス(1967〜1981)
CBS社が権利を買い取り、パネルを銀色にするなど仕様変更する。
70年台ロックのサウンドに使用された、マーシャル、メサブギーの台頭などもあり人気が低迷する。
この頃からマスターボリュームが追加される。
ラインナップはブラックフェイス期と同じ感じ。
5.Ⅱシリーズ(83〜85)
CBSが再起を図ったシリーズ。
あんま売れなかったらしい。
4モデルある。
- Champ II
- Princeton Reverb II
- Deluxe Reverb II
- Twin Reverb II
いずれも2チャンネル仕様で、クリーンとリードの切替が可能。
リードはよく歪み、従前のモデルとは違い現代的なトーン。
6.レッドノブ(赤ノブ)(87〜94)
↑The Twin
フェンダー社に再興される。ノブが赤い。
ラインナップは3種
- Super
- Concert
- The Twin
(1)The Twin
通称赤ノブツイン。
2Ch、クリーン〜歪み(ブルース)まで広くカバー
7.現代へ
⑴リイシュー(90〜)
↑59 Bassman
↑65 Twin Reverb
アンプ業界でリイシューが流行。
代表的な以下の3モデルをレギュラーラインに加えた。
- 59年ツイードBassman
- 65年ブラックフェイス期Twin Reverb
- 63年ブラウンフェイス期Vibroverb
⑵カスタムシリーズ(93〜)
①Vibro-King
フェンダー最高峰と高評価。
クリーンとオーバードライブサウンドの両方が使え、ツイードとブラックフェイスの良いとこどり。
Vibro-Kingと同時リリースの機種
- Tone-Master
- Rubble-Bass
- Prosonic
⑶その他
①Surper Sonic(07〜)
現代アンプ。クリーンから歪までカバー。
②Hot Rod、ブルースJr(06〜)
ギターアンプ適当解説①【総論/補足ちょいマニアック】
ギターアンプを適当に書いていきます。
今回は、少し発展的な内容。
トーン回路/トーンスタック
ベース、ミドル、トレブルの回路のこと。
アンプのベース〜トレブルは、独立してその帯域を調整するんじゃなくて、互いに作用し合って音を形成している。
一般的に、トーン回路はパッシブ回路だから、帯域を増やすことはなくてカットするのみで、ツマミを上げても、その帯域をカットする量を減らすことになる。
トーン回路の位置
トーン回路がプリアンプの歪みステージの前か後(PRE/POST)でトーンの効果が変わります。
ドライブペダルやワウを置くのが、アンプの前後で効果が変わるのを知ってればイメージしやすいです。
- PRE EQ:ヴィンテージアンプで採用されている。歪み段階の前にトーン回路があるので、EQは、トーンではなく歪みのキャラを調整します。
- POST EQ:最近のアンプはほとんどこれ。歪みの後にトーン回路があるので、トーン全体が調整できます。
トーンの周波数
アンプによって帯域は違う!
とりあえず100×4を基準にざっくり把握できます!
- ベース:100Hz〜400Hz
- ミドル:400Hz〜1600Hz
- トレブル:1.6kHz〜6.4kHz
- プレゼンス:6.4kHz〜
ネガティブフィードバック(負帰還)
よく分からないですが、雰囲気で書いてます。
負帰還は、出力を入力に返して、理想とする出力にになるよう制御する回路や手法のことで、オーディオアンプでは重要な回路で,ギターアンプでも一使用されることが多い。
理想とする出力ってピンと来ないけど、信号は、真空管や色んな素子を経るうちにノイズが発生したり歪んだりするもので、これを矯正して理想的な信号に制御する、って感じ。
効果は,周波数特性を平坦に改善する、歪みやノイズを低減するもので、音への影響は、NFBの効きが強いとタイトで明るいサウンド、効きが弱いとルーズでザラザラしたサウンドとなる。
NFBが強いと平坦で落ち着ちついた音になるため、オーディオアンプでは良いが、ギターアンプの場合、NFBを弱くしてハードな音にする方が好まれることもある。Mesa Boogieのデュアルレクチファイアのモダンモードなどは、ネガティブフィードバックがなく、低音が膨大で攻撃的トップエンドのサウンドになっている。
また、プレゼンスは、高域になるほどNFBを減らすような動作のものが多い。NFBが減ると、高域の低減とゲインの低減が弱くなるため、プレゼンスを上げると、高音が強調されキンキンすると共に、ゲインも上がってギスギスした歪みっぽい音になる。
バイアス
よく分からないです。雰囲気で書いてます。
まずは、バイアスの意味
バイアスとは、電子部品を適切な条件で動作させるため、電気回路の各所に所定の電圧または電流を加えることをいう。 ダイオード、トランジスタ、真空管のようにACの時変信号を処理する電子素子も、正しい動作には一定のDC電圧もしくは電流(すなわちバイアス)を必要とする。
てことで、バイアスとは、電気回路に所定の電圧電流をかけることを意味し、真空管にはバイアスが必要でバイアス調整が必要のようです。
サウンドにどう影響するかというと、バイアスが深いとサウンドは暗いサウンド、バイアスを浅くするとパワーのあるサウンドになるそうです。でも、バイアスを浅くしすぎると電流が増えすぎて真空管は暴走して壊れてしまうので、許容範囲のギリギリの電流が流れるように調整するのがバイアス調節ということらしいです。
また、真空管にバイアス電圧をかけるには2つの方式
- 自己バイアス方式
- 固定バイアス方式
があります。
※続きはそのうち更新
クラス(パワーアンプ)
パワーアンプの増幅の動作方式の種類
- クラス A:真空管が常にフル可動。レスポンス早く歪みずらく高音質で増幅が可能。しかし、発熱が多くて真空管の寿命が短く、出力があまり稼げないため小型アンプ向き。
- クラス B:真空管2本が交互に動く「プッシュプル回路」で、片方が休止するため真空管の寿命が延び、またパワーも倍増され高出力。しかし、真空管が切り替わる時、若干の音のズレが生じ、立ち上がりが遅くなる。
- クラス A/B:クラスAとクラスBの長所を併用することで、高音質と高出力を実現する。ギターの信号の強さに応じて真空管が働いたり休んだりする回路で音の立ち上がりもクラスBほど遅くなく、真空管の消耗も軽減できる。Marshall、Fender、 VOX、 Drezelなどが採用。
- サイマルクラス:クラスABとクラスAのミックス。真空管2本をクラスAB、別の2本をクラス Aで動作させる。Mesa Boogieのオリジナル?
Voxの説明から
クラスAアンプとクラスA/Bアンプの違いについて、KORG/VOX社の言葉を引用しよう。
アンプとして最も基本的な真空管は、3つの要素で構成されています。
カソード、プレート、グリッドです。
陰極は加熱され(ヒーターによって、陰極がヒーターである非常に古い設計を除いて、すべての真空管に含まれる別の要素)、負の電荷を帯びた電子の雲を形成する。
プレートは、電子を引き付けるプラスの電荷を持っています。
グリッドは真空管のオーディオ入力で、通常は電子の流れを制御します。 増幅は、プレートに流れる電流の量を制御する信号がグリッドに印加されたときに起こります。信号の電圧は比較的低く、プレートの電圧は比較的高い(電源から供給される)ため、グリッドでのオーディオ信号による小さな変化が、プレートでは非常に大きく見えるため、増幅されるのです。
A級回路では、グリッドに正の電圧をかけ、電子の流れを制御します。この回路設計では、電流は常に真空管内を流れています。
AB級回路では、グリッドに負のバイアス電圧をかけ、オーディオ波形があるポイント以下になると、真空管が「シャットオフ」されます。
一方、もう1本の真空管とそれに関連する回路は、最初の真空管がオフになる前にオンになり、残りの波形を再生しています。
つまり、この2つの真空管が、オーディオ波形全体の再生を分担しているのです。
それぞれの設計には長所と短所があります。"
クラスA」のメリットは
真空管がいつでも信号を増幅できる状態になっている - 真空管が完全に動作していない状態から「ウェイクアップ」する必要がないため、信号は瞬時に増幅されます。 信号は瞬時に増幅され、完全に動作していない状態から目覚める必要がない - 30ワットの "クラスA "アンプは、30ワットの "クラスAB "アンプよりも音量が大きい。 - 電流が常に最大であるため、アンプの圧縮がスムーズになる - クラスA "アンプではプレート電圧が低いため、ヘッドルームはあまりありません。 - 瞬間的な増幅とスムーズな圧縮により、アンプは手触りがよく、演奏していて気持ちがいい。 タッチに反応するアンプ:アンプのフィーリングが良く、演奏していて満足感がある - EL84のプッシュプル動作と組み合わせると、高次のハーモニクスが強調されて アンプが "歌う "ようになる
"クラスA "のデメリットは
- 常に最大の電流が流れるため、演奏していなくても真空管に負担がかかる - 真空管の寿命が短い - 同じ真空管構成の "クラスAB "アンプよりも定格出力が低い - 大電流に対応するために電源トランスをアップグレードする必要がある。
クラスAB」の利点は - 低いプレート電流でチューブが「アイドリング」しているため、チューブの寿命が長い。 - 同じ真空管構成でより高い出力定格 - ヘッドルームが大きい - よりタイトな低音特性 - 電源トランスへの継続的な要求が少ない。
"A/B級の欠点は - クラスA」アンプのような「応答性」がない。
ウィキペディアの話を続けよう。 "Voxは本当はクラスアンプではない。カソード・バイアスのA級プッシュプル・アンプである。しかし、負帰還の欠如、最小限のプリアンプ回路、シンプルな低損失トーン・スタック、出力段でのカソード・バイアスの使用などが、このアンプの有名な即応性と「ジャングリー」なハイエンドの原因であると考えられている。"
電子回路的な話
テーパー
ポテンションメーターが回転(スライド)した時に、どれどけ抵抗が動くかを示す。
ボリュームテーパーの場合、ボリュームノブを回した時に、どれくらい急激・緩やかに音量が変わるか、に影響する。
- リニアテーパー:リニアに変わる。
- ログテーパー:対数的に変わる。ボリュームの場合、低音量ではゆっくり変わり、音量が大きくなるほど変化が大きくなり、オーディオボリュームによく使われるのでオーディオテーパーとも言われる。これは、耳は低音量の時に、音量変化に敏感なため。
※対数グラフ logner10A、リニア
ポテンションメーター
元々は、回転角や移動量を電圧に変換する機器・素子のことだったが、キャパシタを含む可変抵抗器の総称を指すようになる。
日本では、POTと呼称されています。
具体的には、ボリュームやEQのノブ(回転量)とかMesaマークのGEQのスライダ(移動量)の部品のことだとざっくりイメージしとこう。
また、対抗の変化の仕方をカーブといい
- Aカーブ:対数的。低値では変化が緩やかで、高値ほど変化が急激。聴覚上は自然な変化に感じるためボリュームによく使われる。
- Bカーブ:リニア。回転や移動量と変化が比例するが、聴覚上は急な変化に感じる。トーンによく使われる。
- Cカーブ:Aカーブの反対。低値では急激、高値は緩やか。
キャパシタ(コンデンサ)
コンデンサとは
コンデンサ(独: Kondensator、英: capacitor)は、電気(電荷)を蓄えたり、放出したりする電子部品である。蓄電器、キャパシタとも呼ばれる。
コンデンサの機能
- 電気を蓄える(静電能力は「F=ファラド」)
- 直流電流は流さず,交流電流は通す、高い周波数ほど通す
アンプにおけるコンデンサの役割
高域の周波数を通過させる役割があり,Fの値が大きいほど低域を通過させるため、ハイパスフィルターとして使われる。
※ギターのトーンコントロールのコンデンサは、高音域をどれだけアースに落とすかを制御し、絞るほどコンデンサが高域をアースに落としてダークなトーンになる。フルの場合は高音域を落とさないが、回路を通るため若干マイルドになり、ヴァンヘイレンはギターからトーンを省いている。
カソードフォロワ
更新中
スピーカー(キャビネット)についてはまた今度!
ギターアンプ適当解説①【総論】
アンプの基本知識をまとめました。
かなりざっくりで、不正確です。
でも、イメージをつかめればいいんや。
Axe-fxやKEMPERを使う時も、設定のために、基本知識があった方がいいよ!
↑光ってカッコいいアンプもある
とりあずポイント
- アンプは、①プリアンプ、②パワーアンプ、③キャビネット(スピーカー)から構成される。
- スタックアンプ:上下に積んでるタイプ、コンボアンプ:一体型
- 真空管アンプとトランジスタアンプに大別される。真空管はドライブサウンドがいい。トランジスタはノイズレスでメンテが楽。
- 歪みは、ゲイン(ドライブ)大、ボリューム小で作ることができる。
役割
アンプは、Amplifier(=増幅器)の略称のことで、つまり、音(電気信号)を大きくする装置のことです。
アンプには、3つのセクションがあります。
プリアンプ
音色を決める部分で、ベース、ミドル、トレブル、ゲイン、ボリュームなどのツマミはプリアンプ部のコントロール。
パワーアンプ
プリアンプで作られた音の信号を増幅する役割。
プレゼンス、デプス、マスターボリュームはパワーアンプ部のコントロール。
スピーカー(キャビネット)
プリアンプ、パワーアンプで増幅した音を実際に出す装置。
※厳密にはスピーカーはアンプには含まない。
※音への影響は、アンプよりスピーカーの方が大きいと言われることもある。
構造・見た目
スタックアンプ
↑上がアンプヘッド、下がキャビネット
に分かれている。
コンボアンプ
プリ、パワー、キャビネット一体型
ラック型アンプ
↑囲み上側がプリアンプ、下側がパワーアンプ。キャビは写ってない。
の3つに物理的に分かれている。
プリアンプとパワーアンプはラック型があるが、キャビはラック型にはなってない。
ラックが流行った時代は色々な機種があったみたいですが、最近はラック型アンプはあんまり見かけない。
そういや僕はTriaxisってラック型プリアンプ持ってました。
増幅方式
ギターのピックアップで拾った電気信号をアンプで増幅する際の方式。
真空管
↑こんな風に真空管が見えたりするのもある。
電気信号の増幅を真空管で行う。
サウンドは、暖かく、歪みが自然。ノイズ多い。
大型スタックアンプはだいたいこれ。
真空管が、故障や消耗で交換が必要で、メンテナンスが面倒。
トランジスタ(ソリッドステート)
電気信号の増幅をトランジスタで行う。
サウンドは、冷たく硬い。ノイズが少ない。
真空管より壊れにくくメンテが楽。
代表はジャズコーラス。
家庭用のアンプはだいたいトランジスタ。
コントロール、音作り
↑ディーゼル VH4 (Deepノブがある)
コントロール(ノブ)
- ボリューム
- ゲイン、ドライブ
- ベース (ロー)
- ミドル
- トレブル (ハイ)
- プレゼンス
- デプス (ディープ、レゾナンス) ※搭載するアンプは多くなく、主にハイゲインアンプに搭載されている。
- マスターボリューム
スイッチ
アンプにより様々なスイッチがある。
- Brightスイッチ:トーンを明るくする。アンプによるけど2〜4kHzをブーストする。
- FATスイッチ:音を太くする。ローミッドをブーストするものが多い。
歪みの作り方
歪みは、ゲイン大、ボリューム小で歪みを作ることができ、マスターボリュームで音量調整する。
マスターボリュームがないアンプ(昔のアンプ)は、ボリュームを上げて大音量にしないと歪まない。
ドンシャリサウンド
メタルではリズム用によく使われる。
低音(ドン)と高音(シャリ)を強調して、中域を低めに設定する。
海外では、「Scoop」て表現されてる(ミッドが窪んでるから)。