ギターアンプ適当解説①【総論】
アンプの基本知識をまとめました。
かなりざっくりで、不正確です。
でも、イメージをつかめればいいんや。
Axe-fxやKEMPERを使う時も、設定のために、基本知識があった方がいいよ!
↑光ってカッコいいアンプもある
とりあずポイント
- アンプは、①プリアンプ、②パワーアンプ、③キャビネット(スピーカー)から構成される。
- スタックアンプ:上下に積んでるタイプ、コンボアンプ:一体型
- 真空管アンプとトランジスタアンプに大別される。真空管はドライブサウンドがいい。トランジスタはノイズレスでメンテが楽。
- 歪みは、ゲイン(ドライブ)大、ボリューム小で作ることができる。
役割
アンプは、Amplifier(=増幅器)の略称のことで、つまり、音(電気信号)を大きくする装置のことです。
アンプには、3つのセクションがあります。
プリアンプ
音色を決める部分で、ベース、ミドル、トレブル、ゲイン、ボリュームなどのツマミはプリアンプ部のコントロール。
パワーアンプ
プリアンプで作られた音の信号を増幅する役割。
プレゼンス、デプス、マスターボリュームはパワーアンプ部のコントロール。
スピーカー(キャビネット)
プリアンプ、パワーアンプで増幅した音を実際に出す装置。
※厳密にはスピーカーはアンプには含まない。
※音への影響は、アンプよりスピーカーの方が大きいと言われることもある。
構造・見た目
スタックアンプ
↑上がアンプヘッド、下がキャビネット
に分かれている。
コンボアンプ
プリ、パワー、キャビネット一体型
ラック型アンプ
↑囲み上側がプリアンプ、下側がパワーアンプ。キャビは写ってない。
の3つに物理的に分かれている。
プリアンプとパワーアンプはラック型があるが、キャビはラック型にはなってない。
ラックが流行った時代は色々な機種があったみたいですが、最近はラック型アンプはあんまり見かけない。
そういや僕はTriaxisってラック型プリアンプ持ってました。
増幅方式
ギターのピックアップで拾った電気信号をアンプで増幅する際の方式。
真空管
↑こんな風に真空管が見えたりするのもある。
電気信号の増幅を真空管で行う。
サウンドは、暖かく、歪みが自然。ノイズ多い。
大型スタックアンプはだいたいこれ。
真空管が、故障や消耗で交換が必要で、メンテナンスが面倒。
トランジスタ(ソリッドステート)
電気信号の増幅をトランジスタで行う。
サウンドは、冷たく硬い。ノイズが少ない。
真空管より壊れにくくメンテが楽。
代表はジャズコーラス。
家庭用のアンプはだいたいトランジスタ。
コントロール、音作り
↑ディーゼル VH4 (Deepノブがある)
コントロール(ノブ)
- ボリューム
- ゲイン、ドライブ
- ベース (ロー)
- ミドル
- トレブル (ハイ)
- プレゼンス
- デプス (ディープ、レゾナンス) ※搭載するアンプは多くなく、主にハイゲインアンプに搭載されている。
- マスターボリューム
スイッチ
アンプにより様々なスイッチがある。
- Brightスイッチ:トーンを明るくする。アンプによるけど2〜4kHzをブーストする。
- FATスイッチ:音を太くする。ローミッドをブーストするものが多い。
歪みの作り方
歪みは、ゲイン大、ボリューム小で歪みを作ることができ、マスターボリュームで音量調整する。
マスターボリュームがないアンプ(昔のアンプ)は、ボリュームを上げて大音量にしないと歪まない。
ドンシャリサウンド
メタルではリズム用によく使われる。
低音(ドン)と高音(シャリ)を強調して、中域を低めに設定する。
海外では、「Scoop」て表現されてる(ミッドが窪んでるから)。